女の子がんの治療に用いられる抗がん剤の効力が強いことは、すでに多くの人々に知られるところとなりました。がんに対する薬物治療は、がんを取り除かないまでも成長を食い止めるために大きな効果が期待でき、放射線治療と組み合わせることにより、患者さんの生存率を飛躍的に伸ばす結果となっています。一方でその効力と引き換えにリスクがあるのも難点。抗がん剤によって命を取り留めたものの副作用によって生き地獄を味わっている人も少なくありません。投与開始から1週間も経てばその症状は現れ、吐き気や嘔吐、食欲不振、便秘、倦怠感など、まるで別の病気が体を巣くっているかのような感覚に陥るものです。また、抗がん剤治療によって毛髪が抜け落ちるという話はあまりに有名で、病魔の存在を自ら視認し自覚するに至ります

毛髪は私達の容姿を特徴付ける大きなファクターです。気分転換のために髪型を変えたという経験を持つ人も少なくないことでしょう。これは自分の見た目に変化をつけることによって気分も良い方向に変化したということになりますが、逆もまた然りで、見た目が悪くなることによって気分まで憂鬱になってしまうものです。髪の毛にはそれほど大きな力があり、つまり抗がん剤治療によって毛髪が抜け落ちてしまうことは、一種のアイデンティティーが傷つけられてしまい、精神的にも負担がかかってしまうのです。医療用かつらの必要性はまさにこの見た目と心のバランスを取るために必要と言えます。

医療用かつらって必要?